頚椎症による「寝たきり生活」を経験
こんにちは!
先日の健康診断のバリウム検査にて…
「左に回って~」「もう少し左~」「もうちょっと左~」からの…
「それは右周りです!」
と注意され「最初に右回った段階で言ってよ!汗」と見事な逆切れを心の中でかました広報の村田です。
タイトルにある通りに、僕は頚椎症による背中の激痛のため「寝たきり生活」を経験しました。
今回のブログでは、この経験を通じて感じたことを紹介したいと思います。
頚椎症により寝たきり生活に!
6月6日の朝、突然背中に息ができないほどの激痛が走り、家族に引きずられながら病院に直行。
検査の結果「頚椎症性神経根症」と診断され、6週間の傷病休暇を取得せざるをえない状況となりました。
傷病休暇期間の大半は、体を動かすことすらままならず、特に最初の4日間は、トイレに行くことすら一人ではできずの状態。
激痛に耐えながらはってトイレに行き、用を足したあたりで痛みはMAXに到達。
「ズボンを履けない」「ベッドに戻れない」で家族の助けなしでは生活を送れない状態でした。
正直、「寝たきり生活」になった時には、持ち前のマイナス思考も発動し「絶望感」という言葉を初めて知った感覚でした。
家族の支え…
普段、妻へは不満タラタラの、タラッタラの、タランタランの、タラですが…
毎日の通院や日常生活だけでなく、マイナス思考発動中の僕の終わりなき愚痴を永遠と聞き続けてもらい、精神的にも支えとなってくれました。
子供たちも僕の状態を理解しれくれ…
家事を手伝ってくれたり…
(ただ汚してるだけ)
点滴に付き合ってくれたり…
(ポケモンカードをおねだりしたいだけ)
ご飯を食べさせてくれたり…
(鼻にご飯を突っ込みたいだけ)
首のコルセットをバカにしてきたり…
(右ストレート)
と心強くサポートしてくれました。
育児でイライラすることも多いですが、この時ばかりは無邪気な笑顔にどれだけ癒されたかは計り知れません。
家族全員が一丸となって支えてくれたことに、感謝の気持ちしかありません。
石の上にも三年
「石の上にも三年」という言葉がありますが、最近ある本でこの言葉の続きが書いてありました。
「石の上にも三年。本当に頑張ったのは石のほう」
この「寝たきり生活」を通じて本当に頑張ったのは、まさにその「石(家族)」のほうだと感じました。
男二人のワンオペ育児に加えての寝たきり役立たずパパの世話がどれだけ大変か…
(逆なら絶対に無理!爆)
「遊んでもらえない」「休日にどこにも遊びに行けない」と子供にどれだけ我慢をさせたか…
僕は寝ているだけで、本当に頑張ったのは「僕以外」です。
「あした死ぬかもよ?人生最後に笑って死ねる27の質問」という本で印象に残っている「幸せは、なるのではなく気付くもの」という言葉の意味も深く理解することができました。
寝る時間になると何故か始まる…
「周辺のモノを破壊しそうなほどの激しすぎる戦いごっこ」
に激怒して注意する毎日も、「寝たきり生活」を通して気付けた幸せです。
感謝とこれから
業務面においては、本当に申し訳ないほどの迷惑をかけてしまいました。フォローしてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
また今回のような迷惑をかけないよう、これからは頚椎症とうまく付き合って行こうと思います。
大げさに聞こえるかもしれませんが、体力にはまだそれなりに自信があった僕にとってこの「寝たきり生活」は「人生終わった…」くらいに感じる出来事でした。
朝行っている筋トレで、いまだに腕立て伏せが一回もできない現実に毎日気付かされることも、大きなストレスでしかありません。
「生きる死ぬの事でもないのに何をクヨクヨしてんだ」
と思う自分もいるのですが、なかなかそう思えません。
人間なかなか変わることはできませんね。
しかし、この経験により人として大切なものを学べたことは事実です。
この学びを決してわすれずに、これからは前向きに精一杯、生きていこうと思います。