『誤差』との闘い

こんにちは。測量部部門長の中川です。

測量は同じ人が同じ道具・同じ器械を使用して、同じように測量したとしても、全く同じ結果になることはありません。

すべてをお話すると非常に複雑になってしまうのですが、例えば同じ人が測量をするといっても、その日の体調や気候によって視力や見え方も変わりますし、器械についても気温や気圧によって受ける影響が異なります。

もちろん、見た目上1mm以下の精度であれば限りなく同一の測量が出来たといえますが、それを全ての作業において毎回完璧に再現することは、実質不可能だということはお分かりいただけるかと思います。

「真の位置とは神のみぞ知るに等しい」といっても過言ではないのかもしれません。

ですので、測量技術者は皆、『誤差』を極力ゼロに近づけ、かつ効率的に作業を進める方法を日々考えながら現場作業を行っているのです。

栄土地では、器械の『誤差』を減らすために、定期的に器械の点検を行っています。

また、測量作業従事者には作業規定をしっかりと理解してもらうことでヒューマンエラーによる人為的な『誤差』の予防に努めています。

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